2008.04.20 Sunday
2007年、中国興行収入ランキング
ご無沙汰しております。久々の更新です。
2007年度、中国大陸の興行収入ランキングです。 (2006年)(2005年) <国産映画> 第1位 投名状 28.8億円 第2位 集結号 27億円 第3位 ラスト、コーション 色|戒 21億円 第4位 門徒 9.8億円 第5位 命運呼叫転移 5.7億円 第6位 不能说的秘密 5.6億円 第7位 導火線 5.3億円 第8位 男儿本色 5.1億円 第9位 兄弟之生死同盟 4.9億円 第10位 鉄三角 4.4億円 ※香港・台湾映画(青字) <外国映画> 第1位 トランスフォーマー 45億円 第2位 スパイダーマン3 22.5億円 第3位 ハリーポッターと不死鳥の騎士団 21億円 第4位 パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド 18.8億円 第5位 007/ カジノ・ロワイヤル 15億円 第6位 ナイト ミュージアム 9.5億円 第7位 忍者タートルズ 5.3億円 第8位 エラゴン 遺志を継ぐ者 5.3億円 第9位 ゴーストライダー 4.4億円 第10位 ダイハード4.0 4.4億円 ![]() ◆解説 国産映画の上位3つは、前評判通りの期待作3本。 1位の「投名状」は、清朝末期の、戦争+アクション系、友情映画。 アクション映画と見せかけて、結構真面目な映画。 3人の友情が、出世・現実・女性関係によって崩れていく様を描いていてます。 ジェット・リー(李連傑)、金城武、劉徳華(アンディ・ラウ)、大陸・台湾・香港の3大スターが共演しているのも見所のひとつ。 2位の「集結号」は、中国大陸No1ヒットメーカー、フォン・シャオガン(馮小剛)の作品。 国共内戦を戦い抜いた一人の兵士の物語で、かなり濃厚な戦争映画。 今までの戦争映画(非現実的な英雄映画)とは一線を画し、リアリティを追及した戦争映画で、一般兵士の実情と苦悩を、戦時中・戦後で、しっかりと描きつつ、迫力ある戦闘シーンで、これまた一見の価値ありです。 3位の「ラスト、コーション 色|戒 」。こちらは、抗日戦争に身を投じた女学生と、特務機関の男のお話。 2007年ヴェネチア国際映画祭・金獅子賞受賞作品。 監督は、「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー監督(李安・台湾人)。 どっしりとした重みを持った、真面目な映画。見終わった後、心揺さぶられる名作です。(過激な性描写で話題となりました。) どれも娯楽要素が少ないのが少し残念ですが、見ごたえはあります。とくに、「色戒」は少し長いけど、オススメです。 ◆数字関連の解説 2007年の国内総興行収入は、499億円 (=33億RMB)。 5年連続、年率25%以上の成長。(2006年:390億円) 相変わらず、中国映画市場は急成長中です。 ちなみに、国産シェアは、54%。 2003年からほぼ同程度の数字で推移しています。 (2006年:55%) ※ただ、よくよく見ると、純国産映画は少ないです。。。(「集結号」「命運呼叫転移」だけ) これは、国産映画が頑張っているというよりも、政府がしっかりと保護しているから。。。 海外映画の輸入数を制限したり、海外映画の上映時間を制限したり(一応1/3以下)。たぶん、来年も国産シェアが50%を切らないように、電影局は色々と指導・コントロールするかと思います。 大手の映画館は本当に大変です。。お客さんがあまり来ない映画を無理に上映しないといけないので。。。 超個人的な見解として、2008年の中国映画市場の成長率は少し落ちると思います。というのも、オリンピックで映画館に行く人が減りそうですし、 米国不況の影響、株価暴落、元高などなど、少し一段落の年になるのでは。。。 ■その他参考数字 ※海外映画輸入数:50本ぐらい。 ※年間制作本数:402本。そのうち、都市部の映画館で上映されるのは、100部ぐらいとか。 ※スクリーン数:3527。 ※平均チケット代:20元=300円。 ※海外収入:300億円。 |



